76年に傑作『タクシードライバー」を生んだスコセッシ監督と脚本家P・シュレイダーが再び組み、大都会N.Y.の悪夢を鮮烈に浮き彫りにする傑作。
麻薬と暴力に支配された90年代前半のニューヨークが舞台。フランクは腕のいい救急救命士だが、あまりにも多くの悲劇を目撃してきた彼の精神は次第にすり減り、燃え尽きる寸前だった。人を救えば、自分も救われる。だがこの何か月もの間、彼は患者の命を救うことができずにいた。きっと助かる、次の仕事はうまく行くはず……。
そう自分に言い聞かせ眠りにつこうとしても、彼が救えなかった患者たちは亡霊となってフランクにとり憑き、彼を眠らせないのだった。
《キャスト》
出演：ニコラス・ケイジ、パトリシア・アークエット、ジョン・グッドマン、ビング・レイムス、トム・サイズモア、マーク・アンソニー、クリフ・カーティス
《スタッフ》
監督：マーティン・スコセッシ
製作：スコット・ルーディン、バーバラ・デ・フィーナ
製作総指揮：アダム・シュローダー、ブルース・S・パスティン
原作：ジョー・コネリー
脚本：ポール・シュレイダー
撮影：ロバート・リチャードソン
美術：ダンテ・フェレッティ
編集：セルマ・スクーンメイカー
衣装：リタ・ライアック
音楽：エルマー・バーンスタイン
《作品データ》
原題：Bringing Out the Dead
製作国：1999年アメリカ映画
配給：ブエナ・ビスタ
上映時間：121分
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